ミックスナッツ 都市伝説と噂の真相に迫る

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【無情】安易な就職活動のせいで起きる超不幸な人生~死亡者続出の可能性~

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厳しい受験戦争を戦い抜いて大学へ入っても、3年も経てば次は就職活動。

学生生活を謳歌するのもいいですが、大学に入学できた安心感で気を抜いてしまうと、その後の人生50年が地獄になってしまうかも?

 

 

筆者も含めて、学生時代に職業について真剣に考えたことが無かったという人は多いのではないでしょうか。

適当に就職活動をして、採用してくれたところで働こう、なんて安易に考えていたら・・・もちろん当たりハズレはあるでしょうが、その安易な考えが、全ての不幸のはじまりとなるかもしれません。

 

他人ごとではない過労死

ツイッター上にこんな笑えないエピソードが投稿されていました。もちろん、これは作り話ですが、同様の実話は、日本全国いくらでもあるでしょう。

学生の皆さんは入学してから数年のうちに、就職活動に向けて、自分の適正や進みたい道を見極め、そして情報を集めて就職活動をする業界を絞り込む作業を、必ずするべきなのです。

 

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労働時間の長い業種

まずは、業界によって労働時間がずいぶん違うという実態は少なくとも知っておいた方がいいです。

具体的に時間を示してもピンとこないと思いますので、順位だけを示しておきます。


【労働時間が長い業種】

1位 総合工事業
2位 道路貨物運送業
3位 道路旅客運送業
4位 自動車整備業
5位 輸送用機械器具製造業

 

【労働時間が短い業種】

1位 航空運輸業
2位 通信業
3位 ガス業、鉄道業、水道業
4位 インターネット附随サービス業

以上 東洋経済オンラインより 

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「総合工事業」とはいわゆるゼネコンなどのことです。

高度成長期・バブル期に膨らみすぎた業界ゆえに、低成長時代の現在は競争が激しく、ようやく確保した仕事でさえも、顧客から指定された短い納期の中で奮闘しているのです。

仕事があればどこへでも行きます。北海道でも沖縄でもベトナムでも・・・そう転勤も激しいのです。

下請けとなるとさらに悲惨。ブラックを通り越して「スーパーブラック」などという言葉まで生まれています。

www.mag2.com

 

 

一方、安い給料で割に合わない、という意味で労働時間を考えると次のようになります。

【時給換算ワースト3】

1位 宿泊業
2位 木材・木製品製造業
3位 郵便業


逆に、時給換算で高い業種は次のとおりです。
【時給換算トップ4】
1位 各種商品卸売業
2位 金融商品取引業商品先物取引
3位 ガス業
4位 鉱業、採石業、砂利採取業

以上 東洋経済オンラインより 

「宿泊業」は拘束時間が長かったり不規則だったりするのに対して、給与水準が低いといえます。

仕事による過労で死ぬという不条理

過労死等調査研究センターにおいて平成22年~平成27年に行われた調査では、過労死等が多く発生している業種として、下記を挙げています。(厚生労働省

・自動車運転従事者
・教職員
・IT産業
・外食産業
・医療等

以上、厚生労働省の資料より

 

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学生時代の就職活動へのアプローチが安易だったために、卒業してから地獄のような日々を過ごし、楽しみも平穏も奪われ、あげくの果てに過労死して、人生を台無しにしてしまうなんて、考えただけでも恐ろしくありませんか?

 

 

ブラック業界とはこの5つだ

【ブラック業界と考えられる5つの業界】

・IT業界
・飲食業界
・不動産業界(営業職)
・サービス業界(保育・介護)
・小売業界(コンビニ・アパレル)

IT業界は給与は比較的優遇されているが労働時間が長い。

飲食業界は経験を問わないなど入社の敷居が低い分労働時間が長く給与水準も低い。

不動産業界はノルマがきついうえに上下関係が厳しくパワハラ問題も指摘される。

サービス業界(保育・介護)は、賃金が低く、常に人と接するためストレスも多い。

小売業界(コンビニ・アパレル)は、業務の多さに対して賃金が低い。

 

この5つの業界が危険としている「労働問題弁護士ナビ」では、ブラック業界にブラック企業が多いということであり、業界云々よりも就職する企業を見極めることが大切とも付け加えています。

以上「労働問題弁護士ナビ」より 5つのブラック業界|実態とそれに対する対処法 

 

 

パワハラやいじめが増加している

厚生労働省の資料によると「民事上の個別労働紛争相談件数に占める“いじめ・いやがらせ”の割合」は、平成14年度の6,627件から平成27年度の66,566件と13年間で実に10倍に増えています。

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画像出典/平成28年版過労死等防止対策白書


調査の精度が上がったから、ともいえますが、好景気時代と比較すると、近年は、社員への締め付けや、競争意識の果てに恨みや妬みが発生しやすい環境となっているのかもしれません。

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過労死の人数ってどれくらい?

厚生労働省の発表によると、。過労死や過労自殺で労災認定された人数は2017年度の場合で190人。

「これらは特殊なケースなんでしょ」なんて、他人ごとだと考えていたら大間違いです。

労災認定されるなんて、全体のほんのひと握りなんですから。

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筆者が最初に就職した会社でも、わずか1年の間にいろいろなことがありました。

30代社員が中間管理職に昇進して1か月で心筋梗塞で急死、とか、20代の先輩が急に体の震えが止まらなくなり病院に担ぎ込まれたら、ストレス性の症状で職場復帰できない、とか、あまりにも当たり前の光景として、このような状況が続いていました。

当然「労災認定」されることもなく、“会社の日常”としてやり過ごされてしまうのです。

日頃から、現場の責任者に対しては「残業時間は、枠内に収まるように調整してくれ」との上司からの指示。 残業していても残業していないことにされているのです。

筆者の感触としては、仕事による影響で死亡する人の数は、労災認定として公表されている数字の数十倍~100倍くらいあるのでは、と思います。

 

 

考えてみてください。あなたの住むまちでも、過労で倒れたり、仕事のストレスで自殺したりした人の話は耳に入ってくるでしょう。

それらのほとんどは、統計調査になんか何も反映されていません。

学生の皆さんには、想像できていないのかもしれませんが、社会に出て働くってことは、予想以上に大変なことなのですよ。

 

 

それでも人は、働かなければ生きていけない

特殊な場合を除いて、人は働いて収入を得なければ生活費を捻出することができません。

日本の労働環境がどういう状況にせよ、人間は、働かなければ生きていけないのです。

よく「やりたい仕事が無いから」「自分探しをします」「自分に合った仕事に出会ってません」などといい、アルバイトでその日暮らしをしたり、ニートになったりする人がいます。

甘えている場合ではありません。「働く」という道は必須なのです。

「働かない」という選択は基本的には無いのだと肝に銘じておく必要があります。

あのツイートが意味するところ

そこで、冒頭のツイートです。

「情弱(情報弱者)はこれだから」・・・意外と的を射ているのかもしれません。

どうせ働くことが必須なら、自分はどんな仕事で生活を維持していくのかを真剣に考えて、判断材料となる情報を集め、分析することが必要です。

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大富豪でもない限り、どうせ働かなければならない運命なのです。

どうせ働くのだったら、就職先について、悪い選択するより、良い選択をした方が良いに決まってますね。

情報収集と的確な分析の結果、仕事もやりがいがあって楽しく、そして余暇も趣味も充実し、素晴らしい人生を送ることができたら・・・

 

学生時代と社会人デビューの数年間が、あなたの人生全体を左右する、とてつもなく重要な時期なのです。

 

 

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