ミックスナッツ 都市伝説と噂の真相に迫る

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北海道では雑草のようにワサビが自生しているってホント?引っこ抜いたワサビが食卓に!

 お刺身やお寿司に欠かせない薬味であるワサビ。栽培が最も難しいうえに十分に生育するまでに2年もかかります。

野生では、湿った場所を好んで生息することから、住宅街の近くで見かけることはあまり無いのではないでしょうか。

 

しかし、北海道では、公園や空き地に雑草と一緒に生えていて、住民は、気軽に引っこ抜いて晩御飯のお供にしているのです。

この記事では、その実態についてリポートします。

 

 

ワサビには「本わさび」と「西洋わさび」がある

栽培が難しいといわれるワサビが、北海道では、いたるところに自生していて、札幌や函館、旭川などの都市部を除くと、自宅の周りで、散歩の途中で、近所の公園で、手軽に採取できるというのです。

そのワサビは「山わさび」または「エゾヤマワサビ」と呼ばれ、分類上は「西洋わさび」のことです。

ローストビールに添える「ホースラディッシュ」といえば解りが良いでしょうか。

 

 

なんと、自宅の敷地内に自生していた「山わさび」が食卓に乗るのですね。

 

ところで、市販のチューブわさびの原材料を見ると「西洋ワサビ」と書かれていることがありますが、それは「山わさび」と同じ種類で、日本の「本わさび」と区別されて表記されます。

 

macaro-ni.jp

チューブのワサビを使うときに、「あまり緑色が濃くないな」と思ったことはありませんか?原材料欄を見ると「西洋ワサビ」と記載されているはずです。

中には緑色に着色されている「西洋わさび」もあるようです。

山わさび」は、繁殖力旺盛

「西洋ワサビ」は、フィンランド、東ヨーロッパが原産のアブラナ科の植物ですが、北海道では、野生化してどんどん増えています。

「西洋ワサビ」こと「山わさび」は、近所の原っぱに他の雑草とともに自生しています。

葉はスイバやギシギシなどと似ていますが、ギシギシのように成長しても赤黒い部分ができず、きれいな緑色をしています。

 

 

繊細な「本わさび」と対照的に、かなりたくましく繁殖力旺盛な「山わさび」は、スーパーで買ってきて使い残したときなど、切れ端を畑に埋めておくだけで、簡単に増えるのです。 畑でなくとも土のあるところならどこでも良いでしょう。

 

 

ローストビーフイカ刺しに合う

山わさび」は「西洋ワサビ」のことですから、ローストビーフなど欧米の料理に添えられますが、和食にも問題なくなじみます。

イカ刺しには、ワサビやショウガを添えることが多いですが、北海道の居酒屋では、山わさびが登場する頻度が高いです。辛みがとんがっている山わさびのほうが、イカには合うようです。

blog.goo.ne.jp

 

 

ラーメン屋さんのサイドメニューで「山わさび飯」

筆者が住んでいる北海道では、ラーメン店のサイドメニューに「山わさび飯」を見かけることが多いです。

個人的な感想としては、ラーメンに合うというよりは、地域性を演出した結果なのかなあ、と思います。

www.hokkaidolikers.com

次の写真は、とあるラーメン店のものです。

ライスのラインナップの中に「山わさびご飯」が加えられています。当然「(辛)」との注釈が添えられています。

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このラーメン店の「山わさびご飯」は、

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醤油漬けにしてある「山わさび」なので茶色いですが、すりおろしたばかりは白い色をしています。

 

山わさび関連商品が多い北海道

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スーパーで売られている「えぞ山わさび

山わさび」は、アメリカのイリノイ州が世界生産量の80%を占めているとのことですが、北海道でも、「山わさび」栽培農家があります。

ebetsubloggers.com

 

瓶詰などの加工品もありますが、袋菓子にも幅広く「山わさび味」が使われていて、地域限定商品として引き合いがあるようです。

北海道発のコンビニエンスストアー「セイコーマート」のオリジナル商品「山わさびラーメン」は、筆者も食べてみましたが、あっさりとした塩ラーメンは山ワサビとの相性バッチリです。

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いかがでしたでしょうか。北海道では思った以上に「山わさび」が席巻しているのですね。

瓶詰はネット販売でも入手することができますので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。 

そして、北海道にいらした際には、ぜひ、道端や空き地で「山わさび」を探してみてください。