「酒は百薬の長」なんて言われたりもしますが、飲み方や扱いを間違うと、時には人生を破滅に導いたりする危険性もはらんでいます。
この記事では、警告の意味も含めて、「危険なお酒」3選をご紹介します。
3位 超濃厚ジャージーヨーグルト酒~常温で保管すると爆発?
イギリス王室御用達の由緒ある高級牛ジャージー牛から絞られた牛乳で作られた濃厚なヨーグルトと日本酒がコラボしたリキュール。
アルコール度数は、5%~6%と高くはありませんが、マイルドな味わいなのでお酒に弱い方は要注意。
それより、危険ポイントは、10℃を超える温度で保管すると、再発酵が始まり炭酸ガスが発生することにより瓶が破裂することもあります。
取扱いを間違えるととても危険ですね。
2位 アブサン酒~「禁断の酒」と呼ばれ製造・販売が禁止された歴史
この作品「アブサン酒」の説明。
— 古賀 郁 (@KK_kaoru_koga) July 24, 2022
幻覚作用のあるアブサン酒をキメて、まさに夢見心地で陶酔し〝幻〟を見ている頽廃的な男。
パイプから立ち上がる煙の中には妖精の様な姿も。#幻10周年https://t.co/uijsGJXvDd
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ニガヨモギを中心とした薬草リキュールの1つ。19世紀のヨーロッパでは、「禁断のお酒」と呼ばれ、芸術家たちがこれを飲んで絵を描いたともいわれています。
ニガヨモギに含まれる「ツヨン」という成分を過剰に摂取すると、幻覚や錯乱を引き起こすといわれ、19世紀末以降各国で製造・販売が禁止されていましたが、1981年にWHOがツヨンの残存許容量の基準値(10ppm以下)を決めて承認したことから、再び製品化されています。
苦みにクセがあることから、カクテルとして活用するのが良いと思います。
現在流通しているものは、ツヨン濃度が10ppm以下。中でもアブサンの老舗『ペルノー』社が造るアブサン酒がおすすめ。ツヨン濃度は10ppmです。
3位 スピリタス~アルコール度数96度!引火注意!
アルコール度数96度の世界最強といわれているウォッカです。ほぼ純アルコールですから、ガソリンや無水エタノールと同様の注意が必要です。
原産国のポーランドでは消毒用として使われているほど。簡単に引火しますので、タバコを吸いながら飲むのは厳禁で、当然薄めて飲むものだと考えてください。
そのままで飲むのは危険だからといって、これをカプセルに入れて飲むというバカなことをする連中がいるようです。アルコール度数96%を飲んでいるという自覚なしに泥酔してしまうことから、この手法が犯罪に使われたこともあります。「スピリタスカプセル」を勧められたら絶対に断りましょう。