ミックスナッツ 都市伝説と噂の真相に迫る

世界中の「不思議」「ウワサ」「謎」の真相に迫ります。なお、当ブログには一部プロモーションを含んでいます。

【悲報】パクチーブームの裏で友達崩壊!仕掛け人は笑いながら去っていった

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パクチー山盛り

パクチー」とはカレーのスパイスに使われる「コリアンダー」のことです。中国名は「シャンツァイ」、ベトナムでは「ザウムイ」、日本名は、その臭い匂いから「カメムシ草」とも呼ばれています。

 

日本のパクチーブームは失笑をかう異常現象

その「パクチー」が日本人女性たちの間でブームとなって久しいですが、ブームの仕掛け人は、2018年に店を閉め、既に次のブームを作るために別のステージへ行ってしまったようです。

パクチーをそんなに食べるなんて信じられない。」と本場のタイ国から失笑されてまで女性たちがパクチーを追い求めているのには理由がありました。

それは、アンチエイジングという魔法の誘い文句、ヒットするネーミングのコツといわれる「パピプペポ」を含んだパクチーという名前。そしてインスタ映えという仕掛けです。

本当に美味しいと思っている人は、これからも普通に食べていただくとして、もし、完全に踊らされているだけの人がいるとすれば、そのことに気づいていただくために、少々解説させていただきます。

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日本にはもともと香草好きが多い?

日本では、もともと、春菊に代表されるような香りが強く苦みのある植物を好んで食べる一面があります。山菜のウド、タランボ、フキノトウなどもそうです。

この強い香りを楽しめる人は、パクチーも楽しめるということなのでしょう。

東京発で「春菊バー」とか「ウドカフェ」なんてのが出来たら、PRの仕方によっては、パクチーと同じようにブームになるのかもしれません。

 

パクチー好き派と嫌い派で日本中が対立する事態に

パクチーが好きという女性がいる一方で、嫌いという女性が多いのも事実。

男性はどちらかというと、それほどこだわっていないようで、おそらく付き合いでつまんでいる程度なのでしょう。

しかし、女性同士では、「かわい子ぶっている」「ブームに乗れないのをひがんでいる」とでも言いたいかのように、好き派と嫌い派が対立する事態に発展しています。

 

「ねえ、パクチー料理食べにいかない?」で始まった友達崩壊

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A子「ねえ、パクチー料理食べに行かない?」
B美「ごめん、私、ちょっと苦手なんだよねー。」
A子「流行ってるんだから、克服しないとダメだよ。」
B美「え?流行ってるだけだったら、無理して食べなくても・・・」
A子「あんた、いつもそうやって意固地になるから可愛くないんだよ。」
B美「だったら流行に乗ったら可愛いの?そんなの変じゃん。どうせ食べないでインスタの写真撮るだけなんじゃないの?」
A子「はぁ?なんでインスタまで敵に回すのっ?アンタは素直じゃないから彼氏ができないんだよ!」
B美「A子がいう"素直"って何なの?世間に従順なら素直なの?バカじゃないの!そんなに空虚なリア充アピールしてるほうがよっぽど素直じゃないよっ。」
A子「理屈ばっかコネて、意味わかんないっ!」
B美「こっちの方が意味わかんないよ!A子とはもう話したくないっ!」
A子「あんたとはもう友達やーめた!じゃーね。ふん!」

 

2017年に公表された某調査によると、パクチー好き派15.5%に対して、嫌い派が46.7%と、ブームと言われながらも「嫌い」と答える人が意外にも多いことが分かっています。

このことから、両者がぶつかり合う場面が、お笑いのネタにされたりする事態にまでなっています。

 

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女性たちによるパクチー人気の理由

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緑色があるとインスタ映えするが、クレソンでも同じこと

新鮮な刺激を与えてくれるエスニック料理のブームの一端としてパクチーの存在が知られるようになりました。

そのブームの中で、パクチーには「デトックス効果がある」とか「アンチエイジング効果がある」といった宣伝がされたことや、見た目を意識した、いわゆる「インスタ映え」する料理の存在が若い女性たちを引き付けたのでしょう。

 しかし、もともと香りの強い野菜を好む人はともかく、そうでない人の中には、無理してブームに乗っている人もいるのではないでしょうか。

次に、女性が引き付けられた「アンチエイジング効果」について考えてみましょう。

 

アンチエイジング効果は、おなじみの野菜でも同じ

パクチーは野菜ですから、当然ビタミン類が含まれ、体に悪いということはありません。食べないよりは食べない方が良いでしょう。

 

allabout.co.jp

パクチーブームの初期の頃に作られたと思われる上記記事では、パクチーアンチエイジング効果について、ベータカロテン、ビタミンE、ビタミンCの存在を挙げ、「ものすごい美肌効果」とほめたたえています。

上記栄養素であれば、ほうれん草のごま和えを美味しく食べれば、それでよいのではないか、と単純に思うのですがいかがでしょうか。 

rebon.me

上記サイトでは、抗酸化効果がトマトの7倍!なんて言っています。

とはいってもパクチーをトマトと同じグラム数を摂取するのは至難の業だと思います。

山盛りのパクチー食べるのと、トマトひとかじりが同じくらいの重さだとして、トマトを1個食べたら鍋いっぱいのパクチー食べたのと同じくらいの抗酸化作用があったりはしないでしょうか。

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パクチー鍋」既に正気の沙汰でなはない

別のサイトでは、パクチーの香りが苦手という人も、「なんとか克服して食べましょう」と勧めています。

パクチーを美味しいと思えば食べればよいですが、栄養価の面で考えれば、慣れ親しんでいる他の野菜で十分にまかなえることから、嫌いない人にまで勧めることはないように思いますが、いかがでしょうか。

 

パクチーブームには仕掛け人(火付け役)がいた

実は、パクチーブームは、仕掛け人が居て、パクチー料理というジャンルを生み出したのは日本人なのです。

富士通ライブドアを渡り歩きパクチーブームの仕掛け人と言われる佐谷恭氏は、「パクチーを出せば人気店になる」と、飲食店に普及活動をしながら、自らは2007年に世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス東京」をオープンさせました。

マニアックすぎる食材を全面に打ち出したことでSNSなどで話題になり、栄養効果というオマケが付いたことで日本ではブームになりました。

しかし、パクチーの本場の東南アジアからは、このブームがいぶかしげに見られています。

biz-journal.jp

 

別名「カメムシ草」に群がる人たちを後目に
仕掛け人は笑いながら去っていった

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ブームに乗ることそのものが楽しいという考え方もありますが、「乗っている」のではなくて「乗せられている」のだとすると、嘆かわしいことです。

ところで、パクチーブームの火付け役となった「パクチーハウス東京」は、既に2018年に閉店し、次なる金儲けのネタを探して、既に別の舞台へ行っているはずです。

オーナーは、閉店の理由を「ちょっとしたイタズラですよ」と笑っていました。

心の中では、きっとこう言っているでしょう「また、別のブームでお会いしましょう」と。

 

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