ミックスナッツ 都市伝説と噂の真相に迫る

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2018年「記憶喪失行方不明スペシャル」に出演の和田竜人さんの真実~放送の2年前に語られていたこと 

TBSの生放送番組「記憶喪失行方不明スペシャル」で話題となった記憶喪失の男性和田竜人さん(仮名)は、番組がきっかけで身元が判明し、実の父親と再会することができました。

一方で、これはテレビ局のやらせではないか?などの憶測も飛び交いネット上を騒がせました。

 

 

主なあらすじ

意識不明の状態で発見される

2014年7月29日、愛知県弥富市のショッピングセンターのトイレで意識不明の状態で見つかった男性(和田竜人※仮名)は、病院に搬送され、意識回復後、記憶喪失であることが分かりました。

テレビ番組に出演

愛知県一宮市の自立支援施設で暮らしていた和田竜人さんは、2018年1月31日放送のTBSの生放送番組「記憶喪失行方不明スペシャル」に出演し、身元情報を求めました。

17年間軟禁されていたという記憶

彼は、覚えている記憶として「4歳の頃から知らないおじさんに17年間も軟禁された生活を送っていた」と語っていたことから、過去の幼児行方不明事件などとの関連が疑われたり、また三重県内のコンビニに勤務していた人物ではないかという有力情報が寄せられていました。

 

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DNA鑑定で身元が判明

SNS上でも様々な憶測が飛び交う中、最終的には彼の父親という三重県四日市市の男性とDNA鑑定の結果、親子であることが分かりました。

 

父親は三重県在住か 民法で身元情報求めた男性

民法番組で自身の身元情報を求めた男性について 、父親と名乗り出た三重県四日市市の男性のDN Aを愛知県警が採取して鑑定するなどした結果、 2人が親子関係にあるとみて矛盾しないことが9 日、分かった。

男性が居住する愛知県一宮市の自立支援施設関係者が明らかにした。 既に2人は対面したが男性の記憶が戻っておらず 、四日市市の男性は「今後のことは施設などと話 し合って考えていきたい」としているという。

現 在28歳になる息子が2014年、三重県川越市のア パートからいなくなっていた。

男性を巡っては、1989年に徳島県つるぎ市で行方 不明になった松岡伸矢ちゃん=当時(4)=ではない かとの情報も寄せられたが、徳島県警が伸矢ちゃ んの両親からDNAを採取し鑑定した結果、男性 と親子でないとされた。

引用/産経新聞

 

 

 

判明した身元は、おそらく前述のコンビニ店員だった「キタザワヒサシ(北澤ひさし)」さんではないかという見方が有力です。上記ツイッターの写真にある記者会見では本名は明かしていませんので、あくまでも推測です。

これで、一件落着となったわけですが、様々な疑問を残した事件でもありました。

 

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TBSの「やらせ」説について

和田竜人さんに似た人が2013年頃に放送されたワイド番組「ミヤネ屋」にAKBオタクとして出演していたという指摘が話題になりました。

このことから、「記憶喪失の和田竜人さん」という筋書きはテレビ局のヤラセではないかという憶測が飛び交ったのです。

こうしたことが疑われるのは、同一人物が別々の場面でインタビューに応じているという「仕込み疑惑」がたびたび指摘されていたことが背景にありました。

 

 

 

つじつまが合わないのは、思い込みによる記憶のすり替えか?

ミヤネ屋に出演していた人は、はたして和田竜人さん本人なのでしょうか。 もしそうだとしたら、「17年間軟禁されていた」という話とはつじつまが合いません。

そして、三重県内のコンビニに勤務していたという「キタザワヒサシ」さんではないかという情報ともつじつまが合いません。

しかし、記憶喪失の人の記憶ですから、このこと自体が思い込みによりすり替えられた偽の記憶という可能性もあります。

また、何等かの事情があって過去を断ち切るための自作自演なのでは?という憶測もありました。しかし、もしそうだとしたらテレビ番組などに出演しないのではないでしょうか。

「17年間軟禁されていた」という話と番組に寄せられた情報のつじつまが合わないことは、彼が記憶喪失だということを否定する材料にはならないのです。

 

テレビ放送の2年前に投稿された心療内科のブログとは

一方、「17年間軟禁されていたと語る青年」の話は、テレビ番組が放送される2年前2016年4月に愛知県内の心療内科医のブログに登場しています。

このクリニックの所在地は和田竜人さんが身を寄せていた自立支援施設のある愛知県一宮市です。 このことから、「記憶喪失の男性が、自分は17年間軟禁されていたと語っている」ということそのものは、ヤラセではく、真実であると思われます。

一宮むすび診療内科(愛知県一宮市)の院長ブログに2016年4月に投稿されているエピソードは、その内容からテレビ番組で紹介された和田竜人さんに間違いなさそうです。

このブログ記事によると、「眠れない」と病院を訪れた室田居留男さん(23歳)は、診察の中で、「僕は17年間知らないおじさんに軟禁されていた」と語ったというのです。

 

<一宮むすび診療内科院長Blog>

i-musubi-psm.blog.jp

 

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筆者の考察・推測

以上のことから、筆者は次のように推測します。

 

・和田竜人さんは三重県四日市市出身の「キタザワ ヒサシ(北澤ひさし)」さんである。

・キタザワさんは、何らかの苦境から逃れるために身を隠し、別人になりすまそうとしていた。

・その過程で「17年間軟禁されいたという妄想」を設定した。

・苦境から逃れたいという心理が影響して記憶喪失となった。

・「17年間軟禁されいた」と思いこんだことが、記憶を回復した際に真実であるかのように記憶に刻まれてしまった。

 

以上が、この事件の顛末であると推測します。

いずれにしても、和田竜人さんが健全な精神状態となり穏やかな日々が送れることを祈るばかりです。

 

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