増え続ける謎の台湾料理店
ネット上で「増殖する謎の台湾料理店」が話題になっています。
まとめ記事まで出現する現象となっており、「謎の台湾料理店」、「台湾料理屋が増えている謎」、「増殖する台湾料理屋」、「台湾料理店はなぜデカ盛りなのか」などのフレーズが飛び交い、ますます疑問は深まるばかり。
牛角ランチしてなかった(´;ω;`)
— ごりくろ。@カレー風味 (@grkr__31) 2019年3月5日
台湾料理食べに来ましたが…食べきれへんかった( ˘ω˘ )クソあるんやけど( ˘ω˘ ) pic.twitter.com/Xptdn6Iy53
あまりの大盛りに値を上げる人が続出。どのお店も、同様の傾向があるようです。
下記のブログ記事は、2011年に書かれています。この時点で、似たようなお店が次々と開店していることが判明しています。メニュー表は、皆さんのご近所のお店とデザインが一緒ではありませんか?不思議ですね。
soba de sova : 北関東のロードサイドにぽこぽこ出来る定食メインの台湾料理やさんがひまわり町にも! 興福順@野木町 (livedoor.jp)
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あの「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」がご自宅で食べられる【俺のEC】
系列店じゃないのにどれも似ているのは何故か
次第に、世間がこの謎の現象に気づき始めます。
名古屋や首都圏で台湾料理屋が異常なペースで増えているので、それを疑問に思っている人は多かったようです。
チェーン店ならともかくも、横のつながりは無さそうなのに、それぞれのお店にはあまりにも共通点が多いというのです。
どのケースも閉店したコンビニや飲食店などの居ぬき物件を狙い中国系の従業員を雇っているなど、とても似ているのです。
家の近くの台湾料理屋さん。安くて多くてめっちゃ上手いんだけどお客全然居ないんだよなぁ…これで650円ですよ pic.twitter.com/0A911rByAC
— じゅんぴ (@tyabatyaba000) 2019年3月2日
これらの謎について、解説しているブログは多いですが、内容が同じなので、おそらく元情報は下記の2014年に投稿されたブログ記事かと思われます。
このブログの筆者は、中国ネタ・中国記事をメインに扱い、自らも中国語教室に通ったりしている方です。
この人のブログの文章を引用または再編集するなどしたブログ記事がいくつも見受けられます。
上記ブログおよび複数のまとめ記事を参考に、次のようにまとめてみました。
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【増殖する台湾料理店の共通点】
- コンビニや他の飲食店跡の居抜き出店である。
- 店員さんは中国系の人である。
- ボリュームがすごい。
- 値段が安い。
- 外観やメニュー表などが似通っている。
【増殖する台湾料理店のカラクリ】
- 中国から日本で働きたいコックを募集し、150~200円の仲介手数料を出させて雇う。
- 仲介手数料などを使って居ぬき物件を安価に店舗に作り替える。
- 中国系の従業員を低賃金で雇う。
- 日本では台湾は評判悪くないので、台湾料理を名乗る。
- 成功事例を真似るので、どの店もメニューが似ている。
中国東北地方の料理は基本的に大盛りなので、その流れで大盛りとなるのだとか。
食べ残しても失礼じゃないってことですね。
台湾料理は中国料理がルーツですから、アレンジ方法さえ心得ていれば、中国人コックが対応するのは簡単なのですね。
ちなみに、日本で営業している台湾料理で出される台湾ラーメンとは、名古屋発祥の台湾ラーメンらしいです。
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未開の北海道にも進出の兆しか?
筆者が住む札幌市内でも、最近、台湾料理の店が閉店したラーメン店跡に出店しました。
料理人もフロア係も中国系の人で、料理の量がとても多く、しかも安いのが特徴です。
おそらく、皆さんが「謎」としている台湾料理店と同じ傾向かと思います。
参考までに定食メニューはこんな感じ。 そして、ツイッターで探すと、たとえば奈良県の台湾料理の定食メニュー表は、下記のような感じです。
一方、ツイッターで見つけた奈良市内の台湾料理店のメニュー表は下のとおりです。
昨日奈良の美味しい食べ物情報たくさん見たから「台湾料理 汇鑫源」にすごく行きたい。
— 汁粉 (@redbean2218) 2019年3月5日
メニュー豊富でボリュームたっぷり、大きさめの唐揚げに、練乳をつけて食べる中華まんが美味しい。
三輪山に行くとき、ご飯はいつもここ。 pic.twitter.com/8k2OZHHvJE
日本人がイメージする中国料理、台湾料理の色合いは一緒ですから、メニュー表が似通ってしまうのは仕方ないかもしれませんが・・・。
( ಠ ͜ʖ ಠ) ワンコインの至福♪ (@ 台湾料理 鴻福 in 東村山市, 東京都) https://t.co/ejxchJV2Gx pic.twitter.com/ZW6vTmzSzr
— Hoppyman (@Hoppymen) 2019年3月5日
いずれにしても、消費者の立場としては、美味しい料理を安くいただけるのですから、大変ありがたいことですが、「ホントにこの値段で良いの?」とビックリするぐらい安いので、働いている人の環境がどうしても気になってしまいます。
「増殖する謎の台湾料理店」のウワサの真相は、上記のような考察で正しいのでしょうか。謎は深まるばかりです。
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