テレビ東京の番組「緊急SOS 池の水をぜんぶ抜く大作戦」が大人気でシリーズ化していますが、ツイッターを見ると、読み切れないくらいのたくさんの批判ツイートがあるのですね。
番組の触れ込みは、「危険生物に悩まされる近隣住民のSOSに出動! 外来種が大量発生し困っている池の水を全部抜き、そこには何が潜んでいるのかを大調査!」(公式サイトより)ということなのだそうですが・・・。
録画してた「池の水全部抜く」観てるけど、演出や方法がところどころ不快。
— 津村 (@kao_homebase) 2018年3月13日
番組は“在来種の保護”ではなく“外来種の駆除”に重きを置いていて、エアレーションも施されていない小さな容器に大量の小型在来魚が入れられている。
とにかく命の扱いが雑で見るに堪えない。
環境保全活動ではなく、あくまでテレビ番組。カメラが回っていないところでは、どのような状況なのでしょう。 水を抜くときに在来種も一緒にポンプで外に流されたり、水を抜いた後の泥の中で窒息して死んでしまったり、そういう側面もあるのだと知りました。
この前テレビで池の水全部抜いて外来種を駆除する番組やってて、参加者に子供もいたんだけど、外来種はブチ殺して滅ぼしていいって価値観植え付けられると命ってなんだろうって気がしてくるよね
— 御ス氏🍣 (@elysion1976) 2018年3月17日
筆者も、番組の一面だけ見て、「おお!外来種駆除だ」なんてワクワクしていましたが、少し冷静になる必要がありそうです。
外来種駆除とかで
— 中根翼 (@baseball67283) 2018年3月14日
池の水を抜いてる時点で
在来種も死んでる
水を汚せば在来種も死ぬ
在来種が減る原因を作ってるのは
人間。全部が全部、外来種のせいに
するのは間違ってる。
陸上に目をやると、アライグマによる農業被害が深刻だとかで、命がけで子育てしているアライグマさんを捕まえては殺しているのですね。無責任な人間が日本国内に持ち込んだばっかりに、このような事態になっているのです。
池の水全部抜くやつのニュース。
— 真釣男 (@maturiotoko7188) 2018年3月16日
今さらニュースにしなくても、あのやり方見てたら死にまくってるの分かってたよね( ̄▽ ̄;)、
泥をホースで汲み上げたりとか、アレ生き物ごと吸いまくってるの明らかだし。
まぁ、参加はしたいけど笑
動物本来の生態とは無関係に、ペット動物に人間のような服を着せたりして、やいのやいのはやし立てているような番組も不快ですが、どうしたって喜んで観る国民がいる限り、安直な企画のテレビ番組は無くならないわけですね。
私もRTしたけど、「池の水を全部抜く」のテレビ番組の問題、確かになんとかせんといかんですわ。でも、そもそもの根には、生物相、自然への不理解があるんよ。だからテレビ局批判しても無意味だし、番組をやめさせることが保護につながるでもないと思うのさ。
— 職人/げるびらりあ (@gervillaria) 2018年3月13日
以上は、ツイッターに投稿された個人の感想であって、当テレビ番組が実際に無茶な番組づくりをしているのかどうかは、幅広く情報を確かめなければ本当のところはわかりませんが、視聴者の側の見識が試されている事例といえるでしょうか。